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種牛6頭避難の西都市でも感染疑い牛(読売新聞)

 宮崎県で発生した家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」問題で、宮崎牛ブランドを支える種牛6頭が避難している西都(さいと)市内でも、感染の疑いのある牛が見つかったことが20日、分かった。

 感染が確認されれば、同市での発生は初めて。

 同市によると、口蹄疫特有の症状が出た牛が見つかったため、検体を動物衛生研究所に送ったところ、20日に県から「感染が疑われる」と連絡が入ったという。

 県では、種牛55頭を一括して飼育していた高鍋町が発生場所から半径10キロ圏内の「移動制限区域」に入ったため、13日、西都市に6頭を避難させた。残りの49頭は殺処分された。

 今回、症状が出た牛が見つかった西都市の農場は、6頭の避難畜舎から10キロ以上離れているとみられ、感染が確認されても、ただちに殺処分の対象になるわけではないという。

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普天間、月内決着断念へ 政府 米・地元と調整困難(産経新聞)

 政府は10日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題について、鳩山由紀夫首相が繰り返してきた5月末の決着を断念する方針を固めた。鳩山首相は同日、首相官邸に岡田克也外相、北沢俊美防衛相ら関係閣僚を集め、政府案をめぐり詰めの協議を行ったが、米国や沖縄県など地元との調整にはなお時間がかかると判断したようだ。

 政府は、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)沖合に杭(くい)打ち桟橋(QIP)方式で滑走路を建設する浅瀬案と、鹿児島県・徳之島など県外への訓練移転による負担軽減策をパッケージとしてまとめ、沖縄県側の理解を得たい考えだ。

 協議には前原誠司国土交通相(沖縄担当相)、平野博文官房長官も出席した。

 鳩山首相は協議に先立ち「5月末(決着)は私が国民に申し上げているから、変えるつもりはない。みんなで『これで行こう』という方向を必ず出したい」と述べた。ただ、関係閣僚協議について「最終的な方向をみんなで作り上げていく努力の一環だ」とし、政府案がまとまらない可能性も示唆した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。

 政府はすでに固めたシュワブ浅瀬案と徳之島への訓練などの分散移転に加え、普天間飛行場や米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)の飛行訓練を、九州地方を中心とする自衛隊基地で実施する負担軽減策を検討している。さらに、鳥島・久米島の両射爆撃場返還や、沖縄本島東側の米軍訓練水域「ホテル・ホテル訓練区域」の一部返還、日米地位協定の見直しをパッケージで提示する考えだ。

 日米両政府は12日にワシントンで外務・防衛当局の実務者協議を行う方向で調整しており、日本政府の意向を米側に伝え、協力を求める方針。

 しかし、米側はテロ攻撃への懸念などからQIP方式による浅瀬案に難色を示している。4日に首相が沖縄県を訪問した際、稲嶺進名護市長は浅瀬案の受け入れを拒否し、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事も県内移設に難色を示した。徳之島の3町長も首相との会談で訓練受け入れを拒否した。

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専門医に聞く、新規2型糖尿病治療薬の使い方(上)(医療介護CBニュース)

清野裕さん(糖尿病専門医、関西電力病院長)

 昨年12月の経口薬の発売を皮切りに、新しい2型糖尿病治療薬が続々と登場しようとしている。いずれも、消化管から出るインクレチンというホルモンの1つのGLP-1の働きに注目し、これまでの薬とは異なる作用メカニズムでインスリンの分泌を促進して血糖値を下げる薬剤だ。メーカーによると、単剤では既存薬で問題とされる低血糖や体重増加のリスクが少なく、動物実験ではインスリン分泌に欠かせない膵臓のβ細胞を保護する可能性も確認されているという。
 このような特長から、各方面で「夢のような薬」との期待の声も聞こえてくる一方で、清野さんは、あくまで「新しい作用メカニズムを持つ薬」であり、「2型糖尿病の万能薬ではない」と強調する。
 新規薬で注意すべきことは何か。どのように使えばいいのか―。国内インクレチン研究の第一人者であり、開発段階から新薬にかかわっている清野さんに聞いた。

―初めに、2型糖尿病の薬物治療の現状と課題を教えてください。

 現在の日本の2型糖尿病の薬物治療は、インスリンを分泌させるSU薬が主流で、患者の7割がこれを飲んでいます。これがベースにあって、インスリンの働きを少し改善するような薬を加えたり、食後血糖の上昇を抑えるような薬を加えたり、いろいろ工夫しています。
 というのは、インスリン分泌を直接刺激するような薬は、多く使えば効き過ぎて低血糖を起こすし、少なく使えば食後の血糖がものすごく上がってしまう。あるいは、インスリンも日本の患者の多くに適応になりますが、そういう分泌系のものを使うと体重が増える。また、体重増と低血糖に加えて、どんな薬でも使っているうちに薬そのものが効かなくなります。どんどん薬の量が増える、種類が増える、その上体重が増える、そういうことが重なり、長くその薬が効いてくれないというのも現実の問題です。
 インスリンの分泌能力が低い日本人には、▽膵臓のインスリンを出すβ細胞が守られる▽低血糖がない▽体重が増えない―の3つの要件を満たしてインスリン分泌を促進できるというのが、特に求められる薬ですね。

―そんな中、新しい作用メカニズムを持つ治療薬が登場しています。先生は開発の段階から臨床試験で処方されていますが、これらの治療薬をどのように評価しますか。

 近視眼的に見れば、上に挙げた3つの要件を満たす可能性があります。とはいえ、万能薬ではありません。どんな重症患者にも使えるわけではありませんし、食事や運動に関して今まで通り守っていないと、多く食べたらすぐ悪くなります。食事・運動療法にきちんと取り組むこと、これが第一です。また、わたしは実際に使っていますが、あまり効果がない人がいるのも事実です。
 わたしは初期から使うことをお勧めしています。高齢者も単剤なら低血糖がないので安心です。しかし、経口薬ならHbA1c値の減少も1%弱とゆっくりで、かつ単剤の使用には限界がありますし、既に糖尿病になっている人も何とかしなければいけません。その場合は、既存薬と併用して使わなければいけなくなります。
 非常に不思議なのは、SU薬が効かなかった人に対して、SU薬と新規薬を併用すると非常によく効く例が多く、SU薬の作用を回復させることによると考えられます。

注射薬でも新しい薬が登場しようとしています。
 注射薬はかなり強力ですから、ある程度インスリンを打たないといけないような人の何割かが、それに切り替えられる可能性があります。そうすると、インスリンのように量の調節はないですし、単剤で使う限り低血糖はなくなるでしょう。

―吐き気などの副作用があると聞きます。安全性の面で注意することはありますか。
 インクレチンの作用が強いと消化管運動の抑制があります。膵臓へ作用すると、やはり外分泌の貯留などが起こって、理論的には吐き気や嘔吐が起こります。膵炎については、日本の臨床試験ではなかったですね。
 ただ、臨床と実際では患者さんの状態が違います。臨床試験の人は、選ばれた方々ですから。実際にはお酒を飲んだり、膵臓がものすごく悪かったりする人にも使われる可能性がありますよね。起こり得る副作用は常に念頭に置いていなければいけません。
 また、新しい薬ならどんな薬でも注意が必要です。「夢の薬」なんていうものは存在のしようもなくて、そんなことになったら医者なんて不要です。新しい薬は従来の薬に比べて、これまでに紹介した3つの特長がある。それで、インスリン分泌能力の低いアジア人、日本人の糖尿病の特徴を考えると、非常に適している可能性がある。だからある種の期待を持って迎えられているわけですが、それも適正、適切な治療があってこその話です。

―薬の特長を生かすにはどうすればよいでしょうか。
 まず単独でどれくらい効果があるかを確かめる。その上で、次に併用を考える。組み合わせは慎重に。SU薬の量を多く使っているような人の併用はSU薬の減量などに注意しないといけません。また、特に高齢者や腎臓の機能が少しでも悪いような人に処方する場合には、専門医にぜひコンサルトをしていただきたいと思います。


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